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同じことを、「できる」と思ってる人と、
「できない」と思っている人とでは、
「できる」可能性がぜんぜんちがうと思うんです。
いや、ぼく自身もそうだったからわかるんだけど、
「できない」と思っていることを、
がんばってやった時期も、ないわけじゃないんです。
でも、そういうときっていうのは、
とにかく苦しくてね、出来もよくなかったりするんです。
まったく新人のころは、ひとつの文章を書くのにも、
眉をしかめて、苦吟して、息を荒くしていました。
そして、たいしたものは書けませんでした。
そのころは、「できる」と思ってなかったんですよね。
「できなきゃ」とか思っていたのかなぁ。
やがてそのうち、いつのまにか、
ぼくは「できる」ことをしているんだ、
と、わかるようになっていたんです。
「できる」とわかってするようになってからが、
本職というものなのかもしれません。
「できる」と思っていたことが、やってもやっても
「できない」という場合もあるでしょう。
でも、それでも、
「できる」と思ってるから「できる」んですよね。
そうすると、「できない」ようにも見えて、
最後には「できる」、というようなことが、
とても楽しみになってきます。
いつか必ず「できる」と思いつつ、
なかなか「できない」なんてことが、おもしろくなる。
こうなってくると、「楽しむ」ようになります。
「できる」がわからないと、「楽しむ」はありません。
「楽しむ」が上手になると、
いつも「できる」ことばかりになります。
なぜなら、「できない」に決まってることは、
「できない」のだから、しなくなるからです。
奇跡を祈るんじゃなく、奇跡のようなことも
「できる」とわかっているんですよね。